


沖縄在住の写真家・茶野邦雄(ちゃのくにお)さんが、おしゃれと平和を尊ぶアフリカ・コンゴの紳士たち「サプール」の姿を捉えた写真展「THE SAPEUR 世界一おしゃれで平和なジェントルマン」が沖縄市のプラザハウスショッピングセンターで始まっています。
入場料は500円で中学生以下は無料だそうです。
8月31日まで開催しているそうなので、私も期間中に絶対時間を作って見に行くつもりです(*´∀`)
サプールは、1960年までフランスの植民地だったコンゴで「平和を尊び、おしゃれに生きること」をモットーにした人々の集団のことです。本業を別に持ちながら、約100人が活動をしているといいます。
コンゴの首都「バコンゴ地区」では、週末になるとメインストリートをカラフルなハイブランドのスーツに身を包んだ紳士たちが、優雅に、時にはコミカルな動きを交えながら歩いていく…そんな姿を見ることが出来るそうです
その文化の始まりは100年ほど前にさかのぼるそうです
一説によると、1920年代のフランス領コンゴの社会運動家アンドレ・マツワがサプールの始まりで、彼がフランスからオシャレな格好で帰還したのがはじまりと言われています。
1990年代の内戦で一時途絶えかけたものの、なんとか継承され、今、非暴力・平和の体現者として、国の大臣もが認める存在になっているそうです
サプールは決して芸能人とか特別な人たちではなく、電気工事士やタクシードライバーといった仕事に就く一般の人たちです
コンゴの平均月収は3万円ほどですが、彼らはブランドスーツをそろえる為に給料の半分ほどを衣服につぎ込むそうです
(渋すぎだろ……Σ(・∀・;)
その生き方には賛否両論あるそうですが、彼らがおしゃれにかける情熱と、
何より赤道直下の熱帯でこの格好を貫く心意気が素晴らしいです!
かれらの素晴らしさはただ外見だけのオシャレを追求しているだけではなく、心から紳士であろうとするその心意気にあります
コンゴでは度重なる内戦での死者が550万人にものぼります
経済もインフラも破壊された世界最貧国で、
「軍靴を打ち鳴らして歩くよりおしゃれな格好をして颯爽と出かけよう!」
という非常に分かりやすいメッセージを発信しているのがサプールです
「おしゃれな格好をしたら人は服を汚したくないから争うのがバカらしくなる」
「もし洋服か武器かという選択肢があったら皆、洋服を選ぶと思います」という大サプールの言葉が最高にCOOLです
ラ・サップ!
ラ・サップ!
ラ・サップ!