エルダ・カウンセリング|認知行動療法|催眠療法|ヨガ|呼吸法|スカイプ・カウンセリングin沖縄、東京

臨床心理士によるスカイプカウンセリングです。認知行動療法、催眠療法を行ないます。ヨガの指導も行ないます。

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プロフィール

沖縄・カウンセリング
沖縄出身。大学で上京。東京で10年あまり過ごす。
大学院の心理学部で気功・催眠の研究。その後、臨床心理士の資格を取得して都内でカウンセラーとして勤務。平行してヨガの練習を続ける。都内の公立学校でヨガのワークショップを行う。

帰沖後は県内の機関でカウンセラーとして働きながらオリジナルのカウンセリングとヨガの開発に取り組んでいる。
趣味はヨガ・気功、ブレイクダンス、ウェイト・トレーニング。

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腰痛・治療革命〜腰痛治療に認知行動療法の可能性

 

 

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7月12日に放映されたNHKスペシャル「腰痛・治療革命」は全国の腰痛に悩む患者さん必見の内容のオンパレードでした

 

 (今回の記事はあくまで腰痛の最新の治療法としてNHKの番組で放映された情報を取り上げたもので、全ての腰痛に当てはまるものではないことをご了承ください。特に現在、腰痛をお持ちで医師の指示のもとで治療に取り組んでいる方は独自の判断で今回の情報を利用しないでください)

 

 

 

番組では最初に腰痛の最新の治療のいくつかを紹介しています

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超音波診断で癒着している筋肉の場所を正確に診断してピンポイントで注射をすることにより癒着した筋肉がはがれていき凝りを取る治療法や

 

内視鏡手術により日帰りでできるようになった椎間板ヘルニアの切除手術など

 

しかしこのように手術や注射で楽になる方もいれば、それらの治療法をしても効果がなかったり、MRIなどの診断で身体に異常が見当たらないのに強い痛みを訴える慢性腰痛の患者さんの存在が非常に多いという事が分かっています

 

そして最新の研究でこれらの慢性腰痛の原因が脳にある事が分かってきたそうです

 

慢性腰痛というのは通常、腰の痛みというのは椎間板ヘルニアのように椎骨に押しつぶされた椎間板が飛び出して脊髄や神経を圧迫するとか、

 筋肉が過剰に緊張して凝り固まり癒着したことが原因で起こったりしますが、

 

そういった身体の構造的な異常が見当たらないのに3ヶ月以上慢性的な痛みが続く状態をいいます

 

 

カナダのマギル大学ではそういった慢性腰痛患者さんの脳を検査したところ

 

DLPFC(背外側前頭前野)

 

という物事を考えたり、判断したり、感情を抑制する部位の体積が減り、機能の抑制が見られる事が分かりました

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通常、何らかの構造的な異常があって腰痛になった場合でも、

その痛みの刺激は神経を走る電気信号を通して脳に送られ、

脳の神経細胞が興奮する事によって、私たちは痛みとしてそれらを感じ取るわけです

 

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そしてこの構造的な異常が取り除かれれば、DLPFCが痛みの興奮を鎮める指令を出すわけです。

 

しかしこのDLPFCが衰えてると、痛みの鎮静のメカニズムが働かず、脳内の痛みの神経回路の興奮が収まらない状態になるそうです

 

つまり幻の痛みが脳内で続くわけです

 

 

ではなぜDLPFCの機能が衰えるのでしょうか?

 

 

番組では最新の研究により腰痛に対する恐怖や強い不安といったストレスがDLPFCの痛みの鎮静の機能を衰えさせるという知見を紹介していました

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そして番組では慢性腰痛を抱える175名の方に腰痛解消の為の実験を行いました

 

その第1の方法が、

 

腰痛に対する無用な恐怖を無くすため

腰痛の正しい知識を録画した映像を視聴してもらうというものです

 

例えばその中の一つには、日本整形外科学会の稲波弘彦先生による「椎間板ヘルニア」の飛び出したヘルニアの9割がある程度の期間で自然に消失してしまうというった情報もあります

 

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こういった腰痛の専門家たちによる正しい知識を伝える動画数種類を2週間程度視聴してもらいます

 

その結果、68人(38%)の人に腰痛の改善がみられました

 

腰痛に関する知識を知って無用な恐怖を減らすだけでこれだけの人が痛みを軽減させる事ができた訳です

 

ですが残りの62%の人にはまだ改善がみられません

 

そこで第2の方法として行われたのが

 

ある姿勢を3秒間取ってもらうという方法でした

 

これは運動して筋肉を強めるなどということが目的ではなく

 

慢性腰痛の患者さんが恐れる行動を実際に取ってもらうことで、痛みに対する恐怖や不安を取り除いていくことが目的です

 

東京大学医学部付属病院の松平医師がレクチャーするその姿勢とは、、、、

 

 

お尻に手を当ててぐっと押し込み背中を少し反らせる

 

 

というものです。

 

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たったこれだけの姿勢ですが慢性腰痛を抱える患者さんにとっては恐怖や不安を感じる姿勢であろうと思われます

 

この姿勢を取ったときに腰から膝にかけて痺れるような痛みがある場合は、神経を圧迫している可能性があるので取らないようにとのことでした

 

ですがこの姿勢をとって痛みが出ないのであれば、痛みが強く出ない範囲で少しずつ行っていく事を勧めています

 

慢性腰痛を持っている方が取らない姿勢、その姿勢をあえて取る事が脳の誤作動による幻の痛みを消していくのに効果的なんだそうです。

 

心理療法ではこういった恐怖・不安を感じる刺激にあえて自分を曝す(さらす)ことを暴露(ばくろ)療法と呼びますが、それに極めて似た方法論だと思われます

 

番組では第1の 方法で改善できなかった107人の内の70人にこの方法を試してもらい、32人で改善が見られました。

第1の映像を見る方法で改善できた68人とあわせると、最終的に100人、全体で約半分の56%の方がこの2つの方法で腰痛の改善に成功しています

 

 

なお今回NHKが医療機関と協力して行った腰痛治療のプログラムなどで使用した動画情報などは一般視聴者も利用できるようにサイトで公開されております

 

NHKオンライン「腰痛・治療革命」

 

これは医師の治療・指示を受けている方は主治医と相談の上でご利用なさる旨が記載されています

 

 

 

56%というのはすごい数字だと思うのですが、残りの44%の方には改善が見られませんでした。

 

 

こういった方にはどのような治療法があるのでしょうか?

 

番組では国を挙げて腰痛改善に取り組み著しい効果を上げているオーストラリアの事例を紹介しています

オーストラリアでは国がテレビで腰痛に関する正しい知識と情報を数十種類のCMにして作成し放映し、著しい改善効果を上げています

 

さらにシドニー大学の痛み管理研究所では

 

3週間に渡って行う集中的な腰痛改善プログラムを行っています

 

そこで行われる治療法は、

 

 

認知行動療法と運動療法

 

です

 

 

1日8時間、ひたすらカウンセリングと運動療法を交互に行います

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(鬼のスケジュールや(;´∀`)

 

その人がもつ考え方やものごとの受け取り方のことを「認知」といいます

 そして人はあらゆる出来事をこの「認知」のフィルターを通して自分なりの意味付けをして感じ取ります

 ですがその認知がもし極端に偏りすぎて、それが原因で日常生活や社会生活に不適応を起こす場合に、その偏った認知を修正して、より適応的なものの考え方や受け取り方を身につけていくのが認知行動療法です

 

 では慢性腰痛の患者さんに行う認知行動療法とはどういったものでしょうか?

 

番組ではどんな恐怖が痛みの原因になっていくかをカウンセリングで探っていくこと(認知面)

そして恐怖を克服する為の運動療法を継続する事(行動面)

を紹介していました

 

 

ここからはエルダが独自で腰痛の患者さんに対する認知行動療法を調べてみたものです。ご参考にしてください

 

慢性腰痛の患者さんが陥りやすい心理として

 

「常に痛みの事ばかりを考えている」というものがあります。

実際に何か活動をすれば腰が痛んだりするので、常にそこに意識が向きがちなのは仕方の無い事です

 

ですが「痛みがあるからすべてのことができない」とか

「痛みがあるから今日は一日中寝ていよう」とか

「完璧に痛みが取れるまではずっと安静にしていよう」というのは

 

どれも不適応を起こしやすい考え方といえます

 

そういった認知に従ってずっと安静にする事により、ますます動く事への恐怖心は強まり、実際に動いて多少の痛みが出ただけでも

 

「ああ、やっぱり全然治らない」

 

と絶望的な気分になってさらに動けなくなるとい状態に陥ります

そして動けなくなることで筋肉はさらに凝り固まり悪循環が繰り返されることになります

 

多少痛みを感じてもできることを増やしていくのが大切になります

 

「友達と談笑している間は痛みの事は全く感じなかった」とか

「試しに動いてみたら痛みを感じたけど、痛みがあっても、これもできたし、あれもできた」

「動いている間に血行が良くなり後半ではほとんど痛みを感じなくなった」

「Aという運動はまだ無理があるが、Bという運動やCという運動はできる」

など

少しずつできる事を増やして、痛みに対する恐怖心を無くしていく事

 

「痛みがあってもできることはたくさんある」という認知に意識を転換していくことが慢性腰痛の患者さんの認知行動療法の核となります

 また先ほど紹介した腰痛の最新の情報を繰り返し繰り返し頭に叩き込む心理教育も大変重要になります

知識が認知(考え方の枠)に影響を及ぼすまで学習の時間を持つ訳です

シドニー大学の痛み管理研究所の治療プログラムが徹底した集中プログラムなのはそこらへんに理由がありそうです

 

 

日本整形外科学会、日本腰痛学会の診療ガイドラインでは治療推奨のグレードがあり、

 

認知行動療法

運動療法

薬物療法

 

が慢性腰痛治療のグレードAとなっています

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日本ではまだこの治療法は取り入れられている所が少なく、まだ保険診療外の治療法となっています。

 

ですが日本腰痛学会の理事を務めておられる菊池臣一先生のいる福島県立医科大学病院では全国に先駆けて腰痛患者への認知行動療法を取り入れています

そこでは医師や理学療法士に混じって心理療法士が患者の治療にあたっています

 

早く日本でも認知行動療法による腰痛治療がスタンダードとなり、保険診療適用になることが望まれます

 

 

 

臨床心理士によるスカイプ・カウンセリングを行なっています。
沖縄県内在住の方であれば出張してのカウンセリングにも対応します 

 

 

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2015-08-06